実用フランス語技能検定試験(仏検)とは
実用フランス語技能検定試験とは、公益財団法人フランス語教育振興協会が実施する、日本語話者向けのフランス語の検定試験である。
通称、フランス語検定または仏検と呼ばれ、レベルは5級から1級(準2級・準1級含む)の7段階に分けられる。
日本語話者向けにつくられたフランス語検定は、日本国内のみで通用する。
- Wikipedia – 実用フランス語技能検定試験(参考情報)
- 公益財団法人フランス語教育振興協会(参考情報)
DELF/DALFとは
DELF/DALFとは、フランス文部省認定のフランス語資格試験。レベルはA1からC2の6段階。
DELF/DALFは、フランス語を母国語としないすべてのフランス語学習者向けにつくられた資格試験で、国際的に通用する。また、一度合格したレベルは生涯有効とされる。
DELF/DALF と仏検の対応レベル一覧
DELF DALF | 仏検 | レベル | 能力の目安 |
---|---|---|---|
‐ | 仏検5級 | 入門 | 簡単に自己紹介・他己紹介ができる。 |
‐ | 仏検4級 | ||
DELF A1 | 仏検3級 | ||
DELF A2 | 仏検準2級 | 初級 | 現在形・過去形を使用することができる。 |
DELF B1 | 仏検2級 | 中級 | 日常生活において必要最低限の意思疎通ができる。 |
DELF B2 | 仏検準1級 | 上級 | 一般的な話題に対して自分の意見を述べて議論ができる。 |
DALF C1 | 仏検1級 | 自主的運用 | 社会生活において専門的な情報も含めて理解ができる。 |
DALF C2 | 仏検1級 | 熟練 | 様々な分野における複雑な情報も正確に解釈・表現することができる。 |
フランス国内では、専門学校入学や就職の際に最低限必要なレベルがDELF B1とされることが多く、フランス語圏の国で生活するために必要な最低限の言語力の目安とされる。
また、2018年3月から、フランスの実質の永住権とされる10年滞在許可証(10年カード)の申請には、A2以上のフランス語能力の証明が義務付けられている。(参照: 10年滞在許可証申請用のTCF Carte de Résident en Franceについて)
仏検(5級~3級)受験対策におすすめの参考書
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある! [改訂新版]《CD付》』
フランス語初心者におすすめの参考書。フランス語学習において右も左もわからない状態からでも手に取りやすく、とりあえず仏検5級に挑戦したいといった方へ。
仏検は検定試験であるため、合格するためにはその試験特有の対策が有効。4級または3級からは、仏検に特化した参考書をおすすめする。
『CD付 仏検4級スピード合格(新訂版)』
『CD付 仏検3級スピード合格(新訂版)』
DELF(A1~B2)受験対策におすすめの参考書
DELFは参考書もすべてフランス語のものとなり、仏検よりもハードルが高いと思われがちだが、仏検5級~3級を取得済みであれば、より実践的なレベルのDELF A2からの受験をおすすめする。
『Reussir le DELF 2010 edition: Livre A2 & CD audio (Livre + CD)』
『Le DELF 100% reussite: Livre B1 & Cd MP3』
『ABC DELF: Livre B2 + CD + Entrainement en ligne』