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フランス語能力テストTCFとは
TCF (Test de Connaissance du Français) とは、フランス国民教育省が認定したフランス語能力テスト。テストは聴解、語彙・文法、読解の三分野で構成され、オプションとして文書作成と口頭表現の試験も追加することができる。必須試験は全問選択式問題である。
試験内容の詳細は、「DELF/DALFとTCFの試験概要比較」を参照ください。
また、10年滞在許可証申請用のフランス語試験TCF Carte de Résident en Franceに関しては、「TCF Carte de Résident en Franceについて」を参照ください。
TCFの聴解(聞き取り)試験対策
もっとも手っ取り早いのは、フランス語のテレビやラジオ、インターネットラジオを聴いてとにかく耳を慣らすことだろう。今はフランス国外に住んでいても、インターネットさえあればいつでもどこでも各国のニュースが聞ける時代。実際のTCFの試験でも、テレビ・ラジオのニュースダイジェストやインタビュー、講演などが頻繁に使用されているので、特に中級レベル以上を目指す場合はできるだけ生のフランス語に触れておきたい。
■おすすめのフランスのニュース・インターネットラジオサイト■
- Radio France Internationale(フランスのインターネットラジオ)
- TV5MONDE(フランスのニュースサイト)
- 1jour1actu(フランスの子供向けニュースサイト)
TCFの語彙・文法試験対策
■語彙力をつける■
外国語を習得するうえで、単語力はないと全く話にならない。もっと言えば、初級者であれ上級者であれ、語彙力はあればあるほどよい。独学で勉強している場合は、フランス語の単語本を一冊買って使い込むのもよいし、語学学校に通っていたり日常的にフランス語に触れる環境にいる場合は、日頃から気になった単語や新しく知った単語をノートにかき集めて、オリジナルの単語帳を作るのも一つだろう。
■文法は言語の骨組み■
外国語の学習において、文法は言わば家の柱や枠組みのようなもの。どんなに単語力で装飾しても、枠組みがしっかりしていなければきちんとした家は建てられない。初心者はとにかく文法の参考書を一冊きっちり終わらせて、フランス語という言語の大まかな実態を知ること。
初級から中級レベルの学習者におすすめなのは、『Grammaire progressive du francais』という参考書。見開きに、文法の説明と練習問題が1ページずつという構成になっており、独学であっても学習が進めやすい。
練習問題を繰り返しこなしたり(インプット勉強)、作文や手紙を書く(アウトプット勉強)習慣をつけて、しっかりと文法事項を身に付けていきたい。
TCFの読解(リーディング)試験対策
TCFの読解問題では、メールや手紙、広告文などの比較的短い文章を読むものから、新聞記事などのまとまった文章を読む問題まで網羅される。また、全問選択式問題とはいえ、問題数が割と多いので、一問ごとにあまり時間をかけずにフランス語を速読できる力が必要となる。
読書が好きな方は、自分の好きなジャンルのフランス語の本を読んで、読解力と単語力をつけるのもよいだろう。そういった時間が取れないといった方には、フランス語のニュースサイトに目を通す習慣をつけたり、自分の興味をそそられるフランス人のSNSアカウントをフォローするというのも一つの手だろう。
ポイントは、論文や小説のように長くはないがきちんとしたフランス語の文章を読んで、時間を掛けずに要点を理解できるようになること。
TCFの文書作成(作文)試験対策
作文は、語彙力・文法知識の下地があってこそできるもの。初心者レベルだと、知っている単語も文法事項も限られてしまうのでたくさんのことは書けない、と思うかもしれないが、とにかく知識を総動員して文章を繋いでいく必要がある。
日本語で考えていることをフランス語にしようとすると、言いたいことと自身の持ち合わせている語学力とで大きな差が出てしまうため、頭の中で言語を変換するのではなく、フランス語で知っている表現をどんどん書き出していく練習をするのがおすすめ。
独学でのアウトプットは一方通行になりがちで間違いにも気づきにくいため、可能であれば、フランス人の先生・知り合いに添削を頼んだり、プライベートレッスンで指導してもうらうとよい。
TCFの口頭表現(オーラル)試験対策
口頭表現の一問目は自己紹介と決まっているため、何はともあれ自分について色々と説明できるようにしよう。すでにそれなりのフランス語の文章を構成できる場合は、初めて会う人(面接官)に自分のことを話す手順で自己紹介文を作成して、ある程度の内容を暗記してしまえばよい。
また、二問目のロールプレイング対策として、日常的に使われるような友人との電話や買い物・病院・役所等での簡単な質疑応答を交えた会話に慣れておくこと。単語や文法のレベルは個人で異なると思うが、自身のレベルに合わせて会話のキャッチボールができるようにしておきたい。
そして、一番難易度が高いと思われるのが、三問目のある題目に沿って自分の意見を論理立てて述べていくこと。日本人は自分の意見を言うのが苦手とされることが多いが、普段から色々な事象に対して自分はどう思うのか、なぜそう思うのか、どうしたらよいと思うのか、等の考えを持つ癖をつけるのがよいだろう。
TCFの模擬試験/練習問題サイト
それぞれの分野ごとの対策をごちゃごちゃと説明したが、とにもかくにも試験の概要を把握して試験に慣れるためにも、まずは模擬試験・練習問題にチェレンジしておきたい。
そのうえで、自分は何が弱いのか、どういった点を強化すべきなのか、個々人の苦手な分野の対策を重点的に踏まえて試験に挑んでほしい。
TV5MONDE | TCF – Test de connaissance du français(フランス語)
TV5MONDE | TCFの模擬試験・練習問題600問(日本語)
RFI Savoirs | TCF – Test de connaissance du français(フランス語)
RFI Savoirs | TCF – Test de connaissance du français(英語)