フランス語の表現Raconter des salades(サラダを語る)とは

“Raconter des salades” の意味

Raconter des salades(ラコンテ デ サラド)」というフランス語の表現は、直訳すると「サラダを語る」となるが、実際には異なる意味を持つ。このフレーズは、フランス語の慣用句であり、「でたらめを言う」「嘘八百を並べる」「話をでっちあげる」「うそをつく」といった意味になる。

この表現は、ある事実とは全く異なる話をする場合や、真実から逸脱した誇張や虚偽の話をする場合に使われる。要するに、信憑性のない話や、現実と乖離した話をすることを意味する。

 

“Raconter des salades” の起源

フランス語の「salade」は「サラダ」を意味する。サラダは様々な野菜やドレッシングを混ぜ合わせて作られる料理である。したがって、この表現が「嘘やでたらめを混ぜ合わせて話す」という意味になったのは、様々な要素が組み合わさっているサラダのイメージから派生したとされる。

 

“Raconter des salades” を使った例文

「Il raconte des salades pour se rendre intéressant.」(彼は自分を面白く見せるために話を盛る。)

「Arrête de raconter des salades, dis-nous la vérité!」でたらめを言うのはやめて、本当のことを教えて!)

「On ne peut pas croire tout ce qu’il raconte, il raconte des salades tout le temps.」(彼の言うことをすべて信じちゃいけない。いつも嘘八百を並べるんだから。)

フランス語の表現Avoir un caractère de cochon(豚の性格を持つ)とは

“Avoir un caractère de cochon” の意味

Avoir un caractère de cochon(アヴワール・アン・キャラクテール・ドゥ・コション)」はフランス語の表現で、直訳すると「ブタの性格を持つ」という意味となる。

しかし、これは実際には「気難しい性格である」「わがままである」「扱いにくい」「機嫌が悪い」といったネガティブな意味合いを持つ。

フランス語の「cochon」はブタを意味する言葉であり、この表現は比喩的に、ブタのようにわがままで気難しい性格を持っているときに使われる。例えば、自分の思うようにならない場合などに機嫌を損ねることが多い人を指す。

ただし、この表現は軽いトーンで使われる言い回しであり、相手に対して侮辱的な意図を持って使われることは少ない。

 

“Avoir un caractère de cochon” を使った例文

「Il a un caractère de cochon et se met facilement en colère.」(彼は気難しい性格で、すぐ怒る。)

「Elle a un caractère de cochon, alors il vaut mieux ne pas la contrarier.」(彼女は気難しい性格なので、彼女を怒らせない方が良いです。)

「Mon bébé a un caractère de cochon quand il est fatigué.」(私の赤ちゃんは疲れていると、手に負えなくなる。)

フランス語の表現C’est le pied!(それは足だ!)とは

“C’est le pied!” の意味

C’est le pied!(セ・ル・ピエ!)」とは、フランス語の表現で「最高だ!」「素晴らしい!」「やった!」という意味を持つ。直訳すると、「これは足だ!」となるが、フランス語ではこの表現が、非常に楽しかったり素晴らしい状況を表現するときに使われる。

このフレーズは、肯定的な感情を強調したり、興奮や喜びを表現したりする際に使われる口語表現である。

 

“C’est le pied!” の起源

この表現の正確な起源はよく分かっていないが、元々は「C’est bon comme le pied(これは足のように良い)」というフレーズから派生した可能性があると言われている。これが、時間とともに「C’est le pied!」と短縮されて使われるようになった。

足は日常生活で重要な部分であり、快適な靴を履くと気持ちが良くなるように、素晴らしい体験や快適な状況に遭遇した際に、「C’est le pied!」と表現するようになったと考えられている。

現在ではフランス語の口語表現として広く使われており、ポジティブな感情や喜びを表現する際に、特に若者や友人同士の間でよく用いられる。

 

“C’est le pied!” を使った例文

「Enfin en vacances, c’est le pied!(やっと休暇だ、やったー!

「Nous avons gagné le match, c’est le pied!(私たちは試合に勝った、最高だ!

「Le concert était génial, la musique, c’était le pied!(コンサートは素晴らしかった、音楽がサイコーだった!

フランス語の表現Tomber dans les pommes(リンゴに倒れる)とは

“Tomber dans les pommes” の意味

Tomber dans les pommes(トンベ ダン レ ポム)」というフランス語の表現は、直訳すると「りんごに落ちる」という意味だが、実際には「気を失う」「気絶する」「失神する」「卒倒する」という意味で使われる。

例えば、「Il est tombé dans les pommes」というと、「彼は気を失った」という意味になる。この表現は、非常に強い感情やショックを受けたり、弱っている状態の人が倒れる様子を表すフレーズである。

 

“Tomber dans les pommes” を使った例文

「Elle a eu tellement peur qu’elle est tombée dans les pommes.」(彼女はとても怖がって、気絶してしまった。)

「Il faisait si chaud que plusieurs personnes sont tombées dans les pommes pendant le spectacle.」(とても暑かったため、数人がショーの最中に気を失った。)

「Après avoir entendu la mauvaise nouvelle, il est tombé dans les pommes.」(悪い知らせを聞いて、彼は卒倒した。)

 

フランス語の表現Il fait un temps de chien(犬の天気だ)とは

“Il fait un temps de chien” の意味

Il fait un temps de chien(イル フェ アン トン ドゥ シアン)」は、フランス語の表現で、直訳すると「犬の天気」という意味となる。フランス語でchienは「犬」という意味である。

このフレーズは、特定の天候の種類を指すのではなく、激しい雨、強風、寒さ、または不快な天候条件が続いているなど、天候が非常に悪いことを表す

英語でも「犬(dog)」を用いた慣用句「raining cats and dogs(土砂降り)」と言われるように、フランス語でも犬は悪天候を連想させる存在とされる。

 

“Il fait un temps de cochon” とは

また、天気に関する同様の表現で、「Il fait un temps de cochon(イル フェ アン トン ドゥ コション)」というのもある。cochonはフランス語で「豚」を意味し、直訳すると「豚の天気」という意味となる。

Il fait un temps de cochon」は、「Il fait un temps de chien」と同様に悪天候を表すが、こちらは「Il fait un temps de chien」よりもさらに悪い天候を指すことが多い。

 

“Il fait un temps de chien” を使った例文

「Aujourd’hui, il fait un temps de chien. Je ne vais pas sortir. 」(今日は非常に天気が悪いので、外出しないつもりです。)

Il fait un temps de chien depuis plusieurs jours. J’espère que le soleil reviendra bientôt.」(この数日ずっと嫌な天気だ。早く太陽が戻ってくるといいのだが。)