Crème brûlée(クレームブリュレ)とは
有名なフランス映画『アメリ』の主人公も愛するCrème brûlée(クレームブリュレ)とは、滑らかで濃厚なカスタードクリームにキャラメル化した砂糖の層が特徴的なフランスの伝統的なデザート。直訳すると「焦がしクリーム」となる。
日本語では「クリームブリュレ」と呼ばれることもあるが、フランス語の発音に近いのは「クレームブリュレ」である。
Crème brûlée(クレームブリュレ)の主な材料は、卵黄、砂糖、バニラエッセンス、そして生クリームである。これらの材料を混ぜてカスタード状にし、低温でオーブンで焼く。焼き上がった後、表面に砂糖をまぶし、バーナーなどで加熱して砂糖をキャラメリゼする。これにより、表面がキャラメル化し、Crème brûlée(クレームブリュレ)独特の薄いカリカリのキャラメル層ができあがる。
Crème brûlée(クレーム ブリュレ)は、冷蔵庫で冷やして提供されることが一般的で、食べる前にスプーンなどでキャラメリゼしたキャラメル層を割り、その下にある滑らかでクリーミーなカスタードを楽しむのが一般的な食べ方である。風味豊かで上品なデザートとして、世界中の多くのレストランや食卓で愛されている。
Crème brûlée(クレームブリュレ)にまつわる逸話
Crème brûlée(クレームブリュレ)にはいくつかの逸話が存在する。
ある逸話によれば、Crème brûlée(クレームブリュレ)は魔法使いによって生み出されたデザートだとされている。ある魔法使いが、王のために特別なデザートを作ろうとして、卵黄とクリームを使って滑らかなカスタードを作った。そして、砂糖をまぶし、火を使って砂糖をキャラメル化させることで、キャラメリゼした砂糖の層を作り出す。王はこのデザートに魅了され、それ以来、Crème brûlée(クレームブリュレ)が宮廷で愛されるようになったと言われる。
また、Crème brûlée(クレームブリュレ)はナポレオン・ボナパルトのお気に入りのデザートだったという噂がある。ナポレオンがフランス皇帝として統治していた時代に、この贅沢なデザートを頻繁に楽しんだとされている。さらにCrème brûlée(クレームブリュレ)が出された晩餐会を開き、名だたる賓客に提供したとも言われる。
この逸話に歴史的証拠はないが、Crème brûlée(クレームブリュレ)が、フランスの伝統的なデザートとして長い間愛されているということは間違いないだろう。
料理・デザートに関するフランス語単語集