Salade niçoise(サラダ・ニソワーズ)とは
Salade niçoise(サラダ・ニソワーズ)とは、フランスの地中海沿岸にある都市Nice(ニース)に由来する伝統的なサラダである。日本語では、「ニース風サラダ」とも呼ばれる。このサラダは地中海の食材を使用し、見た目にも美しい彩り豊かな料理として知られている。
一般的なSalade niçoise(サラダ・ニソワーズ)の材料には、ツナ、茹でたじゃがいも、ニンジン、茹で卵、トマト、茹でたサヤインゲン、塩漬けアンチョビ、黒いニースオリーブ、レタス等が使われる。これらの材料を皿に盛り付け、オリーブオイルと酢をかけ、塩とこしょうで味を整えたら完成である。
フランス料理のSalade niçoise(サラダ・ニソワーズ)は健康的で栄養価の高いサラダであり、特に夏季に人気がある。フランス国内外の多くのレストランやカフェで提供されており、フランス料理の代表的な一品として親しまれている。
Salade niçoise(サラダ・ニソワーズ)にまつわる逸話
本場のニースには、「Cercle de la Capelina d’Or(セルクル・ド・ラ・カペリナ・ドール)」というSalade niçoise(サラダ・ニソワーズ)に関する厳格な規則を制定している非公式な組織が存在する。このニース風サラダ保存協会は、Salade niçoise(サラダ・ニソワーズ)の正統なレシピと作り方を保護し、守ることを使命としている。
[参考] Cercle de la Capelina d’Or 公式HP(フランス語)
また、スペイン出身の有名な画家パブロ・ピカソは、フランス南部に住んでいた時期に、Salade niçoise(サラダ・ニソワーズ)を好んで食べていたといわれる。彼はこのサラダをよく食事に取り入れたほか、サラダを題材にした静物画をいくつか描いている。