フランス語の[k]と[g]の発音

フランス語の子音[k]と[g]の発音

フランス語の[k]と[g]の発音の違い

フランス語の[k]と[g]の発音は、日本語の「カ行」「ガ行」で表される音であるため、日本人にとっては聞き取りも発声も特に問題はないだろう。

試しに、フランス語のqui(誰)と gui(ヤドリギ)の音で確認してみたい。

qui(誰)
/ki/

 

gui(ヤドリギ)
/ɡi/

 

フランス語の[k]の発音の仕方

日本語の「カ行」の音。[k]は無声(喉の振動がない呼気の音)である。

 

フランス語の[g]の発音の仕方

日本語の「ガ行」の音。[k]が無声であるのに対して、[g]は有声(喉が振動する音)である。

 

フランス語の[k]と[g]の発音の単語例

[k][g]
qui(誰)gui(ヤドリギ)
alcool(アルコール)gare(駅)
encore(再び、まだ)golf(ゴルフ)
discuter(口論する)guitare(ギター)
occuper(占有する)guerre(戦争)
d’accord(OK、了解)frigo(冷蔵庫)
accident(不慮の出来事)goût(味)
unique(唯一の)gumes(野菜)
week-end(週末)baguette(バゲット)
orchestre(オーケストラ)grand(大きい)
acquérir(獲得する)glacé(凍った)
cuisine(料理)Ghana(ガーナ)
sacrifier(犠牲にする)examen(試験)
client(顧客)second(第二の)
extérieur(外部の) 

 

フランス語の[k]と[g]の綴りの規則

[k][g]
c + a, o, ug
cc + a, o, ugu
cc + i, egr
qugl
kgh(稀なケース)
chex + 母音
cquc(稀なケース)
cu + e, i 
cr 
cl 
ex + 子音 

 

注意が必要な綴りと発音

綴りがexとなる場合、後ろに来る音が子音か母音かで発音が変わるexの後ろが子音の場合は[k]の発音、exの後ろが母音の場合は[g]の発音となることに注意。

また、稀なケースではあるが、second(第二の)は英語のセカンドという読みから引きずられて[k]の発音と思われがちだが、フランス語のsecondは[g]の発音である。

second(第二の)
/səɡɔ̃/