みんな大好きフレンチトーストは”失われたパン”?Pain perdu(パンペルデュ)とは

Pain perdu(パン・ペルデュ)とは

Pain Perdu(パン・ペルデュ)とは、古くなったパンを、卵・牛乳・シナモン・バニラエッセンスなどを混ぜ合わせた液に浸してから、バターを熱したフライパンで両面を軽くカリッとするまで焼いた料理

英語では「French Toast」、日本語では「フレンチトースト」と呼ばれる。フランス語の名前の「Pain Perdu(パン・ペルデュ)」は、「失われたパン」という意味で、パンを無駄にすることなく美味しい料理に変える方法として広く愛されている。

Pain Perdu(パン・ペルデュ)は、世界中で朝食やブランチとして人気のある料理だが、フランスではデザートとして食されることが多い。

 

フレンチトーストの名前の由来

Pain Perdu(パン・ペルデュ)は、日本語では「フレンチトースト」として知られる。日本語の「フレンチトースト」は、英語の名称「French Toast」から来ている。

「フレンチトースト」という名前の由来は、16世紀のイギリスにまで遡る。その名前から、フランス発祥と思われがちだが、実際にはさまざまな文化や地域で見られる料理である。

「フレンチトースト」の名前がなぜフランスと関連付けられるようになったかについてはいくつかの説がある。最も有力な説の一つは、「フレンチ」という言葉が「上品で洗練された」といった意味合いで使用されたというものである。

16世紀のイギリスでは、「French(フレンチ)」という言葉が、上流階級の人々が好む洗練された料理を指すのに使われていた。そのため、パンを卵とミルクに浸して焼くこの料理が、古くなったパンを単に食べるよりも優雅で洗練されていると見なされ、「French Toast(フレンチトースト)」と呼ばれたと考えられている。

 

料理に関するフランス語単語集

お洒落なフランス流サンドイッチCroque Monsieur(クロックムッシュ)とは

Croque Monsieur(クロックムッシュ)とは

Croque Monsieur(クロックムッシュ)とは、フランス料理の一つで、直訳すると「ミスター・クランチ(カリッとした紳士)」という意味となる。これは、その名の通り、ハムとチーズを挟んで香ばしくカリッと焼かれたホットサンドイッチのことである。

Croque Monsieur(クロックムッシュ)の一般的な材料と作り方はとてもシンプルである。白パンにハムとチーズを挟み、両面がきつね色になるまでバターで焼くと完成する。

 

また、Croque Monsieur(クロックムッシュ)に目玉焼きを乗せたものは、Croque Madame(クロックマダム)と呼ばれる。

有名なフランス映画アメリ(原題:Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain)』の劇中でも、Croque Madame(クロックマダム)が登場する。

 

Croque Monsieur(クロックムッシュ)の名前の由来

Croque Monsieur(クロックムッシュ)の名前の由来は、フランス語で「かりかりとかじる」「バリバリ食べる」といった意味を持つ動詞「croquer(クロケ)」と、英語の「Mr(ミスター)」にあたる「monsieur(ムッシュ)」からきている。

Croque Monsieur(クロックムッシュ)の正確な起源は不明であるが、名前に「Monsieur(ムッシュ)」とつくのは、この料理が男性客に人気があったことが関係していると考えられている。

 

フランスのカフェやビストロでは、男性客を主なターゲットとしていた時代があった。そのため、このサンドイッチが特に男性に愛され、その名前に「Monsieur(ムッシュ)」が付けられたという説が存在する。

あるいは、この料理の特性から、食べるときに音がするために男性専用とされたためという説もある。

 

現代では、フランス国内外の多くのカフェやレストランで軽食として提供されており、フランス料理の代表的な一品である。

 

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