カタツムリを食すフランス料理Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)とは

Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)とは

「Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)」とは、フランス料理の一つで、日本語では「ブルゴーニュ風のカタツムリ」と呼ばれる。これは、カタツムリを主とする料理で、エスカルゴバターと呼ばれるガーリックバターで調理された料理のこと。

Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)は、直訳すると「ブルゴーニュ産カタツムリ」の意味でもあるように、ブルゴーニュ地方の郷土料理としても有名である。

エスカルゴは一度殻を取り除いて食べやすいように調理されたあと、殻の部分に戻してガーリックバターやハーブをのせてオーブンで焼く。食べ方は、専用のパンス・ア・エスカルゴ(エスカルゴトング)と小さなフォークを使って食べる。また、殻の中に残ったソースは、パンにつけて食べるのが一般的である。

 

エスカルゴ(カタツムリ)が食べられるようになった背景

カタツムリは古代ローマ時代から食材として広く利用されてきた。古代ローマ人はカタツムリを高たんぱくで美味しい食材として認識しており、その食文化がフランスにも伝わったと考えられている。

また、フランスはカタツムリに適した気候と環境を持つ地域で、中部・南部地方でカタツムリが育成されてきた。特にブルゴーニュ地方では、カタツムリが野生でも多く生息していた。これが、フランス料理においてカタツムリが広く食材として利用される一因である。

フランスは美食の国として知られており、多様な食材や料理法を受け入れる豊かな食文化を持っている。フランス料理は美味しさや見た目の美しさに重点を置いており、新しい食材や料理のアイデアを積極的に取り入れる傾向がある。その中でカタツムリも、他の地域の伝統料理やエスニック料理と同様に、新しい食材として取り入れられ、フランス料理の一部となったと考えられている。

 

料理に関するフランス語単語集