アレンジ自在のフランス料理Escalope de dinde(エスカロップ・ド・ダンド)とは

Escalope de dinde(エスカロップ・ド・ダンド)とは

「Escalope de dinde(エスカロップ・ド・ダンド)」とは、フランス料理の一種で、七面鳥の薄切り肉に衣を付けて焼くか揚げた料理のこと。英語では「Turkey escalope」とも呼ばれる。

Escalope」はフランス語で「薄切りの肉」を意味し、「dinde」は「七面鳥」を指す。

一般的な作り方は、薄切りの七面鳥の胸肉を軽く叩いて薄く延ばし、塩や胡椒で調味した後、小麦粉をまぶしてから卵とパン粉をつけて衣を付ける。その後、バターやオリーブオイルを熱したフライパンで揚げるか、焼く。レモン汁をかけたり、ハーブやソースを添えて食べる。

Escalope de dinde(エスカロップ・ド・ダンド)の調理方法はレストランやシェフによって異なることがあるが、フランスの家庭料理としても親しまれている。

 

Escalope(エスカロップ)とは

上述の通り、フランス語で「Escalope(エスカロップ)」は薄切りの肉を意味する。これは肉を薄切りにして調理する際に使用される用語であり、一般的には肉の種類によって異なる名前が付けられる。

例えば、仔牛の薄切りは「Escalope de veau(エスカロップ・ド・ヴォー)」、鶏肉の薄切りは「Escalope de poulet(エスカロップ・ド・プレ)」、豚肉の薄切りは「Escalope de porc(エスカロップ・ド・ポルク)」と呼ばれる。魚が使用されることもある。

Escalope(エスカロップ)の調理法は、調味料や衣を付けてから焼いたり、揚げたりすることが一般的であるが、様々なバリエーションが存在する。

特に、衣を付けて揚げるか焼くかしたものは、「Escalope à la milanaise(エスカロップ ア ラ ミラネーズ)」とも呼ばれる。これは直訳すると「ミラノ風エスカロップ」となるように、イタリア料理の「Cotoletta alla Milanese(ミラノ風カツレツ)」に由来する料理である。

 

料理に関するフランス語単語集

フランスの家庭料理Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)とは

Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)とは

「Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)」とは、薄切りにしたじゃがいもとホワイトソースを層になるように重ね、その上にチーズを散らしてオーブンでじっくりと焼き上げたフランスの郷土料理。英語では「Potatoes au gratin(ポテトグラタン)」と呼ばれ、日本語では「じゃがいものグラタン」となる。

Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)の一般的な作り方は、まず、じゃがいもを薄切りにし、にんにくとミルクを加えたクリームソースで層になるように敷き詰める。そのうえにチーズを散らしてオーブンでじっくり焼き、じゃがいもが柔らかくなり、表面がこんがりとした色合いになるまで調理すると出来上がりだ。

この料理は、フランスのおふくろの味とも言われる素朴さを持ちつつ、フランス料理の洗練された一面も反映しており、家庭料理からレストランのメニューまで幅広く楽しまれている。

 

Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)の起源

その名前が示すように、Gratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)は、フランスのドーフィノワ地方(Dauphiné)に由来している。ドーフィノワ地方にはグルノーブルなどの地域が含まれる。

ドーフィノワ地方の環境がじゃがいもの栽培に適していたことから、じゃがいもがこの地域で普及し、それがGratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)の基本的な材料となったと考えられている。

この料理は、元々は貧しい人々の食事として始まり、じゃがいもをクリームやミルクと組み合わせて作ることで、食材を有効に活用し豊かな風味を引き出す方法として発展した。時間が経つにつれて、じゃがいもとクリームの組み合わせにチーズを加えて焼き上げるスタイルが確立され、現在のGratin dauphinois(グラタン・ドフィノワ)の形になったとされる。

 

料理に関するフランス語単語集

島が浮かぶフレンチデザートÎle flottante(イル・フロタント)とは

Île flottante(イル・フロタント)とは

「Île flottante(イル・フロタント)」とは、フランスのデザートの一つであり、「浮かぶ島」という意味の名前の通り、軽やかなクレーム・アングレーズ(カスタードクリーム)の上に浮島状のメレンゲをのせた華やかなデザートのこと。

Île flottante(イル・フロタント)という名前は、英語では「Floating Island(フローティングアイランド)」と呼ばれる。

一般的な作り方は、卵白と砂糖をメレンゲにして蒸し上げ、卵黄と砂糖を混ぜて作ったカスタードクリームの上にメレンゲを浮かべる。トッピングとしてアーモンドスライスやカラメルソースが加えられることもある。

Île flottante(イル・フロタント)は、軽やかなクリームとふわふわのメレンゲが絶妙に組み合わさった、フランスの伝統的なデザートである。

 

Île flottante(イル・フロタント)にまつわる逸話

パリのモンマルトル地区にある歴史的なカフェ「La Mère Catherine(ラ・メール・カトリーヌ)」は、19世紀にÎle flottante(イル・フロタント)を提供していたことで知られている。このカフェは芸術家たちの集まる場所でもあり、多くの文化的な交流が行われていた。

また、Île flottante(イル・フロタント)は、フランス文学とも結びつきが強い。例えば、19世紀のフランスの小説家ギュスターヴ・フローベールの作品ボヴァリー夫人』において、主人公がÎle flottante(イル・フロタント)を食べる場面が描かれている。

 

デザートに関するフランス語単語集

 

カタツムリを食すフランス料理Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)とは

Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)とは

「Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)」とは、フランス料理の一つで、日本語では「ブルゴーニュ風のカタツムリ」と呼ばれる。これは、カタツムリを主とする料理で、エスカルゴバターと呼ばれるガーリックバターで調理された料理のこと。

Escargots de Bourgogne(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)は、直訳すると「ブルゴーニュ産カタツムリ」の意味でもあるように、ブルゴーニュ地方の郷土料理としても有名である。

エスカルゴは一度殻を取り除いて食べやすいように調理されたあと、殻の部分に戻してガーリックバターやハーブをのせてオーブンで焼く。食べ方は、専用のパンス・ア・エスカルゴ(エスカルゴトング)と小さなフォークを使って食べる。また、殻の中に残ったソースは、パンにつけて食べるのが一般的である。

 

エスカルゴ(カタツムリ)が食べられるようになった背景

カタツムリは古代ローマ時代から食材として広く利用されてきた。古代ローマ人はカタツムリを高たんぱくで美味しい食材として認識しており、その食文化がフランスにも伝わったと考えられている。

また、フランスはカタツムリに適した気候と環境を持つ地域で、中部・南部地方でカタツムリが育成されてきた。特にブルゴーニュ地方では、カタツムリが野生でも多く生息していた。これが、フランス料理においてカタツムリが広く食材として利用される一因である。

フランスは美食の国として知られており、多様な食材や料理法を受け入れる豊かな食文化を持っている。フランス料理は美味しさや見た目の美しさに重点を置いており、新しい食材や料理のアイデアを積極的に取り入れる傾向がある。その中でカタツムリも、他の地域の伝統料理やエスニック料理と同様に、新しい食材として取り入れられ、フランス料理の一部となったと考えられている。

 

料理に関するフランス語単語集

牛肉をパイで包んだフランス料理Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)とは

Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)とは

「Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)」とは、フランス料理の一種で、英語では「Beef Wellington(ビーフ・ウェリントン)」としても知られる。Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)は直訳すると「牛肉をパイで包んだもの」となるように、これは、パイ生地で包み込んだ牛肉をオーブンで焼いた料理である。

一般的には、牛肉はフィレ肉(テンダーロイン)が使用される。フィレ肉に香味野菜を巻きつけてパイ生地で包み込む。そしてオーブンで焼き、パイ生地表面がサクサクに、中の肉がジューシーになるよう調理する。

この料理は、フランスの伝統的なガストロノミー(美食術)に由来し、特別な機会やお祝いの際に提供されることが多い。豪華な見た目と美味しい味わいが特徴であり、料理の中に肉の風味と香りが詰まっていることから、多くの人に愛される一品である。

 

Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)とBeef Wellington(ビーフ・ウェリントン)の違い

Bœuf en croûte(ブフ・アン・クルート)は、フランス料理の一つとして知られており、フランスのガストロノミーに由来する。一方で、Beef Wellington(ビーフ・ウェリントン)は、伝統的なイギリス料理の一つである。

フィリングにも違いが見られ、Beef Wellington(ビーフ・ウェリントン)は、フォアグラなどのパテのほかに、「デュクセル(Duxelle)」と呼ばれるキノコ・玉ねぎ・パセリ等をバターで炒めたものでフィレ肉を覆う。フィレ肉をデュクセルで覆ってパイ生地で巻かれたものは、フランスでは「Bœuf Wellington(ブフ・ウェリントン)」とも呼ばれる。

 

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